主婦が悩む仕事と子育ての両立と夫の姿勢

主婦にとって仕事と子育ての両立は簡単なことではない。仕事場に子どもを連れて行ける環境は少なく、頼みの保育園には待機児童問題がある。運よく保育園に入園できたとしても問題がすべて解消されるわけではない。子どもが熱を出したときなどは自宅で世話をする必要が生じる可能性が大だ。送り迎えの時間も自由になるとは限らない。残業などで遅くなるときは、延長保育が可能かどうかの問題もあるだろう。時短勤務やパートで働くという選択肢もあるが、収入面の不安もあって踏み出せないという声も多い。もちろん、自宅では家事をしながら世話をすることになる。

そこで期待されるのが育メンである。共働き家庭においては家事の分担は珍しくないが、育児も分担しようというものだ。そもそも2人の子どもであり、どちらか一方が専ら育児を担うというのはおかしいとの考えがある。また、夫婦にはお互いに協力して家庭を運営する義務もある。現実問題としては、仕事をしている主婦がワンオペで育児を行うのは負担が大きい。こうした家庭では、夫は仕事で帰りが遅いため育児に参加できないというケースが少なくない。必然的に家事の分担も進まないため、主婦の悩みは続くことになってしまいがちだ。

とはいえ、主婦がワンオペで育児を担っている家庭だから雰囲気がよくないとは限らない。時間的にも肉体的、精神的にも疲れているのは確かだが、夫が気遣ってくれるから大丈夫という主婦もいる。言葉や気持ちだけあっても状況が変わるわけではないのは事実としてあるが、夫の気持ち次第でどちらに転ぶかわからない。具体的な解決策を探るためには、夫がどのような姿勢でいるかがポイントとなる。